モバイルシステム技術検定1級の過去問はある?
公開はサンプル問題10問だけ。代わりの練習法
- 過去問は公開されていません。MCPC の公式ページで公開されているのは、サンプル問題10問と解答(PDF)だけです。
- サンプル問題は、穴埋め(空欄1つ)が5問、長文の空欄Ⅰ〜Ⅳを1問ずつ問うものが4問、最も適切な記述を選ぶものが1問の3つの形式です(もちこ道場の分析)。
- 10問では3科目・12章の範囲を確かめきれないので、公式テキストを章ごとに読み、章ごとに問題を解く練習で補います。
公式の過去問は公開されていない
モバイルシステム技術検定1級を実施する MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)の FAQ には、過去問題はないと書かれています。公式で公開されているのは、次の2つです。
| 公開されているもの | 中身 |
|---|---|
| サンプル問題(PDF) | 1級は10問 |
| 解答(PDF) | 10問の正解 |
本番の問題の合格基準と解答は公開されていません。つまり、本番の問題を事前に見る方法はなく、手に入る公式の問題はサンプル問題の10問だけです。
サンプル問題から分かること
もちこ道場でサンプル問題10問を分類すると、次の3つの形式になりました。
- 穴埋めは空欄が1つで、文の説明に合う用語を選ぶ形です。
- 長文は、1つの文章の中に空欄が [ Ⅰ ] 〜 [ Ⅳ ] と並び、それぞれに入る語を1問ずつ答える形です。文章の流れを読み取る力が必要です。
- 最も適切な記述を選ぶ問題は、4つの文を読み比べます。「適切」「不適切」の読み落としに注意します。
10問しかないので、形式の数を本番の割合とは言えません。形式に慣れるために使い、内容は公式テキストで確かめるのがよい使い方です。
過去問の代わりにできる練習
過去問がないので、自分で「本番に近い問題を解く機会」を作る必要があります。
- サンプル問題を、時間を計って解く: 10問を解き、形式の感覚をつかみます。最初に1回、仕上げにもう1回解くと、伸びが分かります。
- 章を読むごとに、その章の問題を解く: 範囲は3科目・全12章です。もちこ道場には、1級の12章の問題(全1,479問)があります。第1章の44問は、登録なしで無料で解けます。
- 科目ごとに、43問・60分の感覚で通して解く: 本番の1科目は43問を60分です。受ける科目の章の問題を時間を計って解き、約84秒のペースを体で覚えます。
間違えた問題は、正解だけでなく「ほかの選択肢がなぜ違うか」まで公式テキストで確かめると、似た用語が並ぶ選択肢に強くなります。
問題の形式は「出題形式と、形式ごとの解き方」、試験の難しさは「1級の難易度」、勉強の計画は「勉強時間の見積もりと科目ごとの計画」にまとめています。
第1章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
ワイヤレスデータ通信とコンピュータシステムの連携・普及を目的として設立されたMCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)が実施している標準化・検証活動の例として、最も適切なものは1である。
答えと解説を見る
正解は 4(USB仕様やBluetoothハンズフリーの標準化・相互接続検証)です。
【概要】
MCPCは、主にモバイル端末とコンピュータのインタフェースに関する標準化を進めている。USB仕様やBluetoothハンズフリーの策定、Bluetoothの相互接続検証などがその例である。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. 携帯電話事業者向け無線周波数帯の割り当て決定あなたの解答 携帯電話事業者向け無線周波数帯の割り当て決定は国の電波行政の業務であり、MCPCの活動ではない。
- 2. 5G標準規格(3GPP)の策定とその技術勧告あなたの解答 5G標準規格の策定は3GPPなどの国際的な標準化団体が担うものであり、MCPCの活動ではない。
- 3. 電気通信事業法に基づく端末機器の技適認証手続きあなたの解答 技適の認証手続きは法令に基づく登録機関などが担う業務であり、MCPCの標準化・検証活動ではない。
- 4. USB仕様やBluetoothハンズフリーの標準化・相互接続検証正解あなたの解答 USB仕様やBluetoothハンズフリーの標準化・相互接続検証は、MCPCが進める代表的な活動である。
問2
企業や自治体等が自社の敷地や施設内に独自に構築・運用する5Gネットワークであり、ドローン映像を用いたインフラ設備の点検・解析や工場の遠隔操作等で活用が進んでいるシステム形態は1である。
答えと解説を見る
正解は 1(ローカル5G)です。
【概要】
ローカル5Gは、企業や自治体などが独自に5Gを使ったネットワークを構築できる仕組みである。風力発電設備でドローンが撮影した点検画像をリアルタイムに送る活用例がある。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. ローカル5G正解あなたの解答 ローカル5Gは企業や自治体が自ら構築する5Gネットワークであり、風車の点検画像の即時伝送などで活用が進む。
- 2. キャリア5Gあなたの解答 キャリア5Gは通信事業者が広く一般向けに提供する5Gサービスであり、自社の敷地内に独自構築する形態ではない。
- 3. パブリックWi-Fiあなたの解答 パブリックWi-Fiは公共の場所で誰でも使える無線LANサービスであり、5Gを独自に構築するネットワークではない。
- 4. LPWAあなたの解答 LPWAは少量のデータを低消費電力で広域に送る無線技術であり、映像の即時伝送に使う独自の5G網ではない。
第1章の44問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。
よくある質問
試験のあとに、本番の問題や解答は公開されますか?
公開されていません。MCPC のよくあるご質問には「過去問題はありません」とあり、合否や合格基準、解答についての問い合わせにも応じていません。
サンプル問題の解答に、解説はありますか?
解答は公開されていますが、解説は確かめた範囲では見つかりませんでした。間違えた問題は、公式テキストの該当章で確かめます。
サンプル問題だけで合格できますか?
サンプル問題は10問しかなく、3科目・全12章の範囲を確かめきれません。サンプル問題で形式に慣れたら、章ごとに問題を解いて範囲を埋め、受ける科目は1科目43問・60分の感覚で通して解いておくと安心です。
もちこ道場
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モバイルシステム技術検定1級の公式テキストは『モバイルシステム技術テキスト エキスパート編 第9版』(2023年7月発売)です。2級のテキストとは別の本です。全12章の内容と、3科目との対応をまとめました。
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試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。