モバイルシステム技術検定1級の勉強時間は?
公式の目安はなし。科目ごとに分けて計画
- 1級の勉強時間は、公式の目安がなく、確かめた範囲では体験談の集計も見つかっていません。この記事の数字は、もちこ道場の見積もりです。
- 2級の目安は全13章で約60時間でした(もちこ道場の調べ)。1級は科目合格制で3科目に分かれるので、全体で何時間かより、科目ごとに何週間かけるかで計画を立てると進めやすくなります。
- 1つの科目の計画例は、テキストを読む → 章ごとに解く → 科目の通し練習の順で、1日1時間なら約4週間です(見積もり)。
公式の勉強時間の目安はない
MCPC は1級の勉強時間の目安を発表していません。確かめた範囲では、合格者の体験談を集めた信頼できる数字も見つかっていないため、この記事では勉強時間の合計の数字を示しません。
参考として、2級の勉強時間の目安は、全13章で約60時間でした(合格した人の体験談と解説サイトの目安を、もちこ道場が集めて平均したもの)。1級は2級より知識レベルが高く、範囲も要件定義・開発・運用・法制度まで広がります。ただし、2級のように全体を一度に仕上げる試験ではなく、3科目に分けて受けられるのが特徴です。
科目ごとに分けて計画する
1級は科目合格制なので、「ネットワーク」「端末・アプリケーション」「モバイルシステム」を1科目ずつ仕上げて受けられます。もちこ道場の章の分け方では、次のようになります。
どの科目も3〜4章なので、1科目ずつなら計画が立てやすくなります。
1科目の計画例(見積もり)
1日1時間、週5日で、1科目を4週間で仕上げる例です。あくまでもちこ道場の見積もりなので、最初の1週間の進み具合で増減してください。
| 週 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | その科目の章を、公式テキストで1回通して読む。分からない用語に印をつける | 約5時間 |
| 2週目 | 章ごとの問題を解き、間違えた選択肢をテキストで確かめる(前半の章) | 約5時間 |
| 3週目 | 同じように、後半の章を解いて見直す | 約5時間 |
| 4週目 | その科目の章を通して、43問・60分の感覚で解く。7割に届かない章を解き直す | 約5時間 |
3科目を続けて準備するなら、約12週間(3か月ほど)の見込みです。
計画どおりに進めるコツ
- 2週目からは「解く」が中心です。テキストを読み直すのは、間違えた問題に関係するところだけにします。
- 章ごとの進み具合を記録します。正答率が低い章が分かれば、4週目にどこを解き直すかがすぐ決まります。
- 得意な科目から受けると、1科目ずつ結果が出て、次の科目の準備に生かせます。
3科目一括か、1科目ずつか
受検料(一般・税込)は、1科目13,750円、3科目一括35,750円です。1科目ずつ3回受けると41,250円なので、一括のほうが5,500円安くなります。一方、同じ回に2回または3回に分けて申し込むことはできません。準備が3科目分そろっているなら一括、そろっていないなら1科目ずつ、と考えるのが目安です。
科目ごとの目標の点数は「合格点は?合格基準は非公開、科目ごとの目安」にまとめています。
第3章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第3章の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
モバイルパケットコア網において、端末が基地局間を移動しても外部のネットワークから見たIPアドレスを変更せずに通信を継続できるのは、ネットワーク内部でユーザパケットの外側に1ヘッダを付与してカプセル化転送を行っているためである。
答えと解説を見る
正解は 4(GTP)です。
【概要】
移動網の内部では端末のIPアドレスを使わず、ユーザパケットにGTPヘッダを付けてカプセル化して運ぶ。端末が動いても変わるのは網内のセッションだけで、外部から見た宛先は同じである。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. SIPあなたの解答 SIPはIMSなどで呼やセッションを制御するシグナリングプロトコルであり、ユーザパケットのカプセル化には使わない。
- 2. Diameterあなたの解答 DiameterはMMEとHSSの間などで使われる認証・認可・課金のプロトコルであり、ユーザデータの転送用ではない。
- 3. SCTPあなたの解答 SCTPはSigtranでSS7信号の信頼性を確保するトランスポート層であり、網内のトンネル転送のヘッダではない。
- 4. GTP正解あなたの解答 GTPはユーザパケットの外側に付けてトンネル転送するヘッダであり、外部から見たアドレスを保てるため正しい。
問2
IMS(IP Multimedia Subsystem)アーキテクチャにおいて、端末から送られたSIP信号を最初に受信するプロキシとして動作し、EPC網等と連携してQoS制御を起動する機能エンティティは1である。
答えと解説を見る
正解は 1(P-CSCF)です。
【概要】
P-CSCFはIMS端末が最初にSIP信号を送るプロキシであり、EPCと連携してQoS制御を起動する役割も持つ。端末はそのアドレスをEPC経由で得る。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. P-CSCF正解あなたの解答 P-CSCFはプロキシとして端末のSIP信号を受け、EPCと連携してQoS制御を起動するため正しい。
- 2. I-CSCFあなたの解答 I-CSCFはHSSにS-CSCFのアドレスを問い合わせてSIP信号を振り向ける機能であり、端末側の入口ではない。
- 3. S-CSCFあなたの解答 S-CSCFはユーザ認証やサービス制御を担うIMSの中心機能であり、端末と直接向き合うプロキシではない。
- 4. E-CSCFあなたの解答 E-CSCFは緊急通報のセッション制御を行う機能であり、一般の呼で端末のSIP信号を最初に受ける機能ではない。
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よくある質問
勉強時間の数字は公式のものですか?
公式の目安は発表されていません。この記事の計画は、もちこ道場が科目の範囲(章の数)から立てた見積もりです。目安として使い、最初の1週間の進み具合を見て直してください。
3科目を一度に受けたほうが早いですか?
受検料は3科目一括なら35,750円で、1科目ずつ(13,750円×3)より安くなります。ただ、3科目分の範囲を一度に仕上げる必要があり、受ける日の負担も大きくなります。科目合格制なので、自分の準備に合わせて選べます。
どの科目から受ければよいですか?
2級の範囲に近い「ネットワーク」から始める進め方が考えやすくなります。2級にはない要件定義・開発・運用・法制度の範囲は、モバイルシステム科目に時間を取ります。
もちこ道場
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モバイルシステム技術検定1級の合格点(合格基準)は公開されていません。3科目の科目合格制なので合否は科目ごとに出ます。科目別の合格率から難しさを読み、科目ごとに何割を目標にすればよいかをまとめました。
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モバイルシステム技術検定1級は、テストセンターのパソコンで受ける CBT 方式です。申し込み(2級の認定番号が必要)、日時の変更、当日の持ち物と到着時刻、結果と認定証までを、MCPC の公式ページの案内からまとめました。
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試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。