モバイルシステム技術検定1級の出題形式
サンプル問題の3形式と、形式ごとの解き方
- MCPC が公開しているサンプル問題10問には、穴埋め(空欄1つ)・長文の空欄Ⅰ〜Ⅳ・最も適切な記述を選ぶの3つの形式がありました(もちこ道場の分析)。どれも4者択一です。
- もちこ道場では、穴埋め(1か所)・穴埋め(組み合わせ)・長文・正しい記述を選ぶ・誤った記述を選ぶの5つの形式で演習できます。本番の出題形式をそのまま再現したものではなく、いろいろな問われ方に慣れるための分け方です。
- 時間は1科目43問・60分で、1問約84秒が目安です。穴埋めで時間をため、記述を選ぶ問題と長文に回すのがコツです。
公式のサンプル問題で見られる3つの形式
モバイルシステム技術検定1級の問題は、1科目43問、どれも4つの選択肢から1つを選ぶ形です。MCPC の公式サンプル問題10問を、もちこ道場が形式で分けると、次の3つになります。くわしくは「過去問はある?」にまとめています。
| 形式 | どんな問題か | サンプル問題での数 |
|---|---|---|
| 穴埋め(空欄1つ) | 文の中の空欄に入る用語を選ぶ | 5問 |
| 長文の空欄Ⅰ〜Ⅳ | 1つの文章にある空欄 [ Ⅰ ] 〜 [ Ⅳ ] のうち、1つの空欄を1問で答える | 4問 |
| 最も適切な記述を選ぶ | 4つの文から、最も適切なものを1つ選ぶ | 1問 |
もちこ道場の5つの形式
もちこ道場では、1級の12章の問題を、次の5つの形式で解けます。公式のサンプル問題の3形式を含め、同じ内容をいろいろな問われ方で確かめるための分け方です。
| もちこ道場の形式 | どんな問題か |
|---|---|
| 穴埋め(1か所) | 文の中の空欄 [1] に入る用語を選ぶ |
| 穴埋め(組み合わせ) | 空欄 [1] と [2] に入る用語の組み合わせを選ぶ |
| 長文 | 1つの文章の中の空欄に入る語を選ぶ |
| 正しい記述を選ぶ | 4つの文から、正しいものを1つ選ぶ |
| 誤った記述を選ぶ | 4つの文から、誤っているものを1つ選ぶ |
形式はどの章も同じです。章ごとの記事(章の要点)では、形式の話は省き、その章の用語だけをまとめています。
形式ごとの解き方
穴埋め(1か所)
文の中の説明から、その用語を思い出す問題です。選択肢を見る前に、空欄の前後のキーワードから答えを思い浮かべ、それから選択肢で確かめます。選択肢には同じ分野の似た用語が並ぶので、選択肢から考え始めると迷います。
穴埋め(組み合わせ)
空欄が2つあり、2つとも合っていないと正解になりません。自信のある空欄から決めて、選択肢を半分に絞るのが近道です。
長文
公式のサンプル問題では、1つの文章に [ Ⅰ ] 〜 [ Ⅳ ] の空欄が並び、それぞれが1問になっていました。先に文章の全体(何の話で、どの順に進むか)を読み、前後の空欄との関係から答えを絞ります。分からない空欄にこだわらず、分かる空欄から答えます。
正しい記述を選ぶ・誤った記述を選ぶ
4つの文を読み比べる問題で、いちばん時間がかかります。問題文の「正しい」「誤った」「最も適切な」を必ず確かめてから読み始めます。「必ず」「すべて」「〜だけ」のような言い切りや、数字・用語の入れ替えに注意し、1つずつ○か×を付けて消していきます。
時間の使い方
本番は1科目43問・60分なので、1問約84秒が目安です(2科目なら120分、3科目なら180分)。穴埋めは短い時間で答えられることが多いので、そこで時間をため、記述を選ぶ問題と長文に回します。1問で迷ったら先に進み、最後に残った時間で見直します。
試験の直前の過ごし方は「試験直前の1週間にやること」に、目標の点数は「合格点は?」にまとめています。
第2章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第2章の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
レイリーフェージング等の伝送路環境により特定時間に集中して発生する誤り(バーストエラー)に対して誤り訂正能力を効果的に発揮させるため、送信側で符号化後のデータ系列の順番を並べ替えて送信し、時間軸上で誤りを分散・1化させる処理をインタリーブと呼ぶ。
答えと解説を見る
正解は 2(ランダム)です。
【概要】
インタリーブは、誤り訂正符号化を終えた系列の順番を送り手の側で入れ替える処理であり、バーストエラーを時間軸上に散らしてランダムな誤りに近づける。受信側では訂正の前にデインタリーブで元の順に戻す。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. 直交あなたの解答 直交は二つの信号や符号が互いに干渉しない関係を表す語であり、誤りを時間的に分散させる処理の目的を表す語ではない。
- 2. ランダム正解あなたの解答 ランダム化は、特定時間に集中した誤りを時間軸上に分散させることで、誤り訂正符号の能力を引き出しやすくする。
- 3. 線形あなたの解答 線形はLDPC符号やポーラ符号が属する符号の性質を表す語であり、インタリーブによる誤りの分散を表す語ではない。
- 4. 差動あなたの解答 差動は直前のシンボルとの位相差で情報を送る差動符号化に使う語であり、インタリーブの処理を表す語ではない。
問2
OFDM(直交周波数分割多重)方式では、多数の狭帯域サブキャリアを密に配置して伝送する。各サブキャリア間の混信(干渉)を防ぎつつ周波数利用効率を最大化するため、隣り合うサブキャリアの周波数間隔は、変調を行う1の逆数となるように設定され、相互の直交性が保たれている。
答えと解説を見る
正解は 2(シンボル長)です。
【概要】
OFDMは狭帯域のサブキャリアを多数束ねて同時に伝送する方式である。サブキャリアの周波数間隔を変調シンボル長の逆数とすることで、直交性を保ったまま周波数方向に重ねて密に並べられる。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. チップレートあなたの解答 チップレートはCDMAで用いる拡散符号の速度であり、OFDMのサブキャリア間隔を決める値ではない。
- 2. シンボル長正解あなたの解答 シンボル長の逆数をサブキャリア間隔とすることで、各サブキャリアは互いに重なりながらも直交性を保てる。
- 3. キャリア周波数あなたの解答 キャリア周波数は無線信号を運ぶ搬送波の周波数であり、隣り合うサブキャリアの間隔を決める基準ではない。
- 4. フレーム周期あなたの解答 フレーム周期は複数のシンボルをまとめた無線フレームの繰返し周期であり、サブキャリア間隔の基準ではない。
第2章のほかの問題は、ベーシックプランで解けます。まずは登録なしで、第1章の44問を試せます。
よくある質問
形式ごとに何問ずつ出るか決まっていますか?
本番の形式ごとの問題数は公表されていません。公式のサンプル問題10問は、穴埋め5問、長文4問、最も適切な記述を選ぶ1問でした。10問だけなので、本番の割合とは言えません。
もちこ道場の5つの形式は、本番と同じですか?
同じとは言えません。公式のサンプル問題で確かめられるのは3つの形式です。もちこ道場の5つの形式は、章の内容を穴埋めや記述の選択など、いろいろな問われ方で確かめられるように分けたものです。
どの形式から練習すればよいですか?
最初は穴埋め(1か所)で用語を覚え、次に穴埋め(組み合わせ)と記述を選ぶ問題で、似た用語の違いを確かめる順がおすすめです。長文は、章の用語がひととおり分かってから解くと、つまずきにくくなります。
もちこ道場
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試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。