モバイルシステム技術検定1級のテキストは?
エキスパート編 第9版。2級とは別の本

更新日 2026年10月27日 読む時間の目安 約4分
この記事の要点
  • 1級の公式テキストは『モバイルシステム技術テキスト エキスパート編 第9版』(リックテレコム、2023年7月発売)です。2級の『モバイルシステム技術テキスト 第11版』とは別の本です。
  • 全12章、B5判467ページで、価格は単行本5,060円、Kindle 版4,840円です。
  • 第10版は、確かめた範囲では見つかりませんでした。受ける前に、MCPC の公式ページで最新の版を確かめてください。
この記事の目次
  1. 1級の公式テキスト
  2. 第9版と新しい版
  3. 第9版の12章
  4. テキストの使い方
  5. 第4章の問題を解いてみる
  6. よくある質問

1級の公式テキスト

MCPC の公式ページが案内している、モバイルシステム技術検定1級のテキストは次の1冊です。

項目 内容
書名 『モバイルシステム技術テキスト エキスパート編 第9版』
出版社 リックテレコム
発売 2023年7月
判型・ページ数 B5判・467ページ
価格 単行本 5,060円、Kindle 版 4,840円
章の数 12章

2級のテキストは『モバイルシステム技術テキスト 第11版』(全13章)で、別の本です。1級の勉強に2級の本は流用せず、エキスパート編を用意します。

1級と2級の公式テキスト 2級 モバイルシステム技術 テキスト 第11版 全13章 1級 モバイルシステム技術 テキスト エキスパート編 第9版 全12章 どちらも MCPC が案内する公式テキスト
1級と2級の公式テキスト(MCPC の公式ページより)

第9版と新しい版

エキスパート編の最新の版は、確かめた範囲では第9版(2023年7月発売)でした。第10版の情報は見つかっていません。新しい版が出ているかは、受ける前に MCPC の公式ページで確かめてください。

なお、MCPC は1級の試験とテキストの版との対応を、確かめた範囲では示していません。古い版を使う場合は、通信や法制度の最新の内容を別の資料で補う必要があります。

受検料(1科目13,750円)と比べると、公式テキスト(5,060円)は、範囲を確かめるための費用としては小さいと言えます。

第9版の12章

エキスパート編は、次の12章でできています。右の列は、もちこ道場の章の分け方での、3科目との対応です。

章 内容 科目の目安
1 はじめに 全体
2 無線アクセスネットワーク技術 ネットワーク
3 コアネットワーク技術 ネットワーク
4 IoTシステム技術 ネットワーク
5 モバイル端末・周辺技術 端末・アプリケーション
6 モバイル端末開発技術 端末・アプリケーション
7 インターネットに接続するモバイル技術 端末・アプリケーション
8 モバイルコンテンツサービス技術 端末・アプリケーション
9 システム要件定義 モバイルシステム
10 システム開発 モバイルシステム
11 システム運用 モバイルシステム
12 モバイルシステム関連の法制度 モバイルシステム

科目の出題範囲は、公式ページでは、ネットワーク(無線アクセスネットワーク技術・コアネットワーク技術・IP ネットワーク応用技術・移動体通信サービスなど)、端末・アプリケーション(端末機器の要素技術、構造と開発手法、システムアプリケーションの要素技術・開発手法など)、モバイルシステム(システム要件定義・システム開発・システム運用・関連の法制度など)と案内されています。章との対応は、あくまで目安です。

テキストの使い方

読み始めるときは、まず目次で12章の並びを眺めておくと、どこが通信の話でどこが開発や運用の話かが分かり、全体の地図を作りやすくなります。そのうえで、受ける科目の章から読み、章を読み終えるたびに問題を解くと、用語が定着します。

勉強の計画は「勉強時間の見積もりと科目ごとの計画」、難しさは「1級の難易度」にまとめています。

第4章の問題を2問、解いてみる

もちこ道場の第4章の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。

問1

複数のRFIDタグを同時に読み取る際の衝突防止(アンチコリジョン)技術において、IDの先頭1ビットから順に照合を行い、衝突が検出されるたびに指定ビット数を増やして応答するタグをバイナリツリー状に絞り込んでいく方式は1である。

答えと解説を見る

正解は 1(ビットコリジョン方式)です。

【概要】

IDの先頭1ビットから指定して応答を求め、衝突のたびに指定ビット数を増やして対象のRFIDを絞る方式はビットコリジョン方式で、バイナリツリー方式とも呼ばれる。

【図解】実験的機能

RFIDタグの種類と衝突防止(アンチコリジョン) RFIDタグの種類と衝突防止(アンチコリジョン)

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. ビットコリジョン方式正解あなたの解答 ビットコリジョン方式は先頭1ビットから指定を始め、衝突時に指定ビットを増やして応答タグを絞り込む方式である。
  • 2. タイムスロット方式あなたの解答 タイムスロット方式はIDの先頭数ビットで応答するスロットを指定するALOHA系の方式であり、本問の方式ではない。
  • 3. キャリアセンス方式あなたの解答 キャリアセンス方式は送信前に電波の使用状況を確かめる手法であり、ID照合で絞り込む本問の方式ではない。
  • 4. 時分割多重方式あなたの解答 時分割多重方式は時間を区切って複数の通信を共有する方式であり、RFIDの衝突防止方式の名称ではない。

問2

IoTゲートウェイ等において、Java Virtual Machine(JVM)を停止させることなく「バンドル」と呼ばれるプログラム単位で機能追加や変更、不具合修正を動的に実行できるサービスプラットフォーム環境は1である。

答えと解説を見る

正解は 4(OSGi)です。

【概要】

JVMを止めずにバンドル単位で機能の追加や更新を行える環境はOSGiフレームワークである。1つのJVM上で動的な機能追加と並列動作を実現し、ゲートウェイの機能拡張に使われる。

【図解】実験的機能

ゲートウェイの遠隔管理とサービス拡張の技術 ゲートウェイの遠隔管理とサービス拡張の技術

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. OMA-DMあなたの解答 OMA-DMは携帯端末のOTA処理を目的としたデバイス管理の規格であり、バンドルで機能追加する環境ではない。
  • 2. ECHONET Liteあなたの解答 ECHONET Liteはホームネットワークの機器間通信を前提としたプロトコルであり、JVM上の実行環境ではない。
  • 3. TR-069あなたの解答 TR-069はBBFが規定したCPEの遠隔管理方式であり、バンドルを動的に組み込む環境ではない。
  • 4. OSGi正解あなたの解答 OSGiはJavaで動くサービスプラットフォームで、JVMを停止せずにバンドルの導入や更新ができる。
問題を解いて確かめる

第4章のほかの問題は、ベーシックプランで解けます。まずは登録なしで、第1章の44問を試せます。

第1章を無料で解く

よくある質問

2級のテキストで1級の勉強はできますか?

1級は別のテキスト(エキスパート編)です。2級の内容をもとに、システムの要件定義・開発・運用や法制度まで範囲が広がるので、1級を受けるなら1級のテキストを用意します。

第10版は出ていますか?

確かめた範囲では見つかりませんでした。新しい版が出ているかは、MCPC の公式ページで確かめてください。

テキストを全部読んでから問題に入るべきですか?

科目合格制なので、受ける科目の章に絞って読めます。範囲の地図を作るつもりで1回通して読み、細かい用語は章ごとの問題を解きながら確かめます。

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出典・注記

試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。

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