モバイルシステム技術検定1級に落ちたら
科目合格制の再受検と、次までにやること
- 1級は科目合格制なので、合格した科目はそのままに、残った科目に集中できます。合格した科目の番号は、次の申し込みで2級の認定番号の代わりに入力できます。
- 同じ開催回での再申し込みはできません(公式ページ)。落ちた科目は、次の回に申し込みます。受検料(1科目13,750円・税込)はそのたびにかかります。
- 合格基準と解答は公開されず、合否の問い合わせにも応じていません。次の試験までは、章ごとの正答率を見て、弱い章から解き直すのが近道です。
まず確かめること
合否は一斉に公開され、試験結果通知書は、合否公開日の12時以降にマイページからダウンロードできます。
ただし、合格基準と解答は公開されていません。合否についての問い合わせにも応じていないので、「何点足りなかったか」「どの問題を間違えたか」は分かりません。試験の直後、覚えているうちに次のことをメモしておきます。
- 自信がなかった章や分野
- 時間が足りたか。最後まで解けたか
- 長文の空欄の問題で迷ったか
科目合格制のよいところ
1級は「ネットワーク」「端末・アプリケーション」「モバイルシステム」の3科目に分かれ、すべてに合格すると認定されます。合格した科目が1つでもあれば、そこで積み上げた分はそのまま残ります。落ちた科目だけに勉強を集中できるのが、科目合格制の利点です。
もう一度受けられるのはいつか
| 決まり | 内容 |
|---|---|
| 同じ回で受け直す | できない(同一開催回での再申し込みは不可) |
| 受け直す回 | 次の回に申し込む |
| 受検料 | そのたびにかかる(1科目13,750円・税込) |
| 合格済みの科目 | 科目合格番号を、次の申し込みで2級の認定番号の代わりに入力できる |
| 科目合格の有効期間 | 確かめた範囲では、公式ページに書かれていない |
第42回の次の第43回は、試験の期間が2027年1月15日〜3月1日、申し込みの期間が2027年1月8日〜2月22日です。第43回のあとの回の日程は、確かめた範囲では見つかりませんでした。MCPC の公式ページで確かめてください。
次の試験までにやること
- 落ちた科目の章を確かめる: 試験の直後のメモを、もちこ道場の章の分け方(ネットワークは第2〜4章、端末・アプリケーションは第5〜8章、モバイルシステムは第9〜12章)に当てはめ、弱い章を決めます。
- 弱い章から解き直す: 正答率の低い章を2〜3つ選び、章ごとの問題を解き直します。間違えた問題は、解説を読んでから、分からなかったところだけ公式テキストに戻ります。
- 科目の範囲を通して解く: その科目の章を、43問・60分の感覚で時間を計って解き、7割以上で安定するかを確かめます。
- 受け直す日を決める: 安定して7割に届いてから、次の回に申し込みます。
時間の目安は、弱い章が2〜3つなら、1日1時間で3〜4週間です(もちこ道場の見積もり)。全体の考え方は「勉強時間の見積もりと科目ごとの計画」に、受け直す前の1週間の過ごし方は「試験直前の1週間にやること」にまとめています。
申し込みで気をつけること
- マイページは新しく作らない: 合格履歴があるのに別のマイページを作ると、結果が分かれて、あとから統合できません。
- 3科目に合格したら: 認定証が出ないときは、マイページの「1級 認定申請」を行います。
第6章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第6章の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
スマートフォンのCPUにおいて、高負荷時に高速動作する高機能コアと、待ち受け時などの低負荷時に電力消費を抑える低消費電力コアを組み合わせ、処理状況に応じて動的に切り替えて省電力化を図るアーキテクチャを1と呼ぶ。
答えと解説を見る
正解は 1(big.LITTLE)です。
【概要】
big.LITTLEは、高性能なCPUと低消費電力のCPUを組み合わせ、ソフトウェアの動作状況に合わせて使うコアを切り替えるアーキテクチャである。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. big.LITTLE正解あなたの解答 big.LITTLEは、高性能コアと省電力コアを状況に応じて使い分ける方式であり、問題文の説明と一致する。
- 2. AMP(Asymmetric Multi-processing)あなたの解答 AMPは、CPUコアごとに特定のOSとタスクを割り当てるマルチコアの動作手法であり、性能の異なるコアの使い分けではない。
- 3. PoP(Package on Package)あなたの解答 PoPは、プロセッサとメモリのパッケージを積み重ねる実装方式であり、CPUコアを切り替える仕組みではない。
- 4. GPGPUあなたの解答 GPGPUは、GPUを画像処理以外の汎用計算にも使う考え方であり、CPUコアを使い分けるアーキテクチャではない。
問2
PC向けUSB3.0のプロトコル論理層をベースとしながら、バッテリー駆動のモバイル端末向けに物理層として低消費電力なM-PHYを採用したインターフェース規格を1と呼ぶ。
答えと解説を見る
正解は 4(SSIC)です。
【概要】
SSICは、USB3.0仕様を土台にした論理層のプロトコルであり、物理層にMIPIのM-PHYを組み合わせてモバイル機器向けの低消費電力化を図ったインタフェースである。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. MIPI LLIあなたの解答 MIPI LLIは、アプリケーション側とベースバンド側のプロセッサを低遅延で結ぶ論理層であり、USBが土台ではない。
- 2. M-PCIeあなたの解答 M-PCIeは、PCIeと同じコマンド体系で動く論理層をM-PHYと組み合わせたものであり、USBが土台ではない。
- 3. UFSあなたの解答 UFSは、フラッシュメモリにコントローラを載せたストレージデバイスであり、チップ間インタフェースの規格ではない。
- 4. SSIC正解あなたの解答 SSICは、USB3.0をベースとした論理層とM-PHYを組み合わせたモバイル向けインタフェースである。
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よくある質問
不合格の科目だけを受け直せますか?
1級は科目合格制で、3科目すべてに合格すると認定されます。合格した科目の番号を次の申し込みで使えるので、合格した科目をあらためて受ける必要はないと考えられます。ただ、受け直しの細かい決まりは公式ページで確かめられませんでした。申し込む前に確認してください。
科目合格の有効期間はありますか?
確かめた範囲では、公式ページに書かれていませんでした。期間に決まりがあるかは、MCPC の公式ページや検定事務局で確かめてください。
試験が終わったあと、どの問題を間違えたか分かりますか?
分かりません。合格基準と解答は公開されておらず、合否についての問い合わせにも応じていません。覚えているうちに、自信がなかった分野をメモしておくと、次の勉強に使えます。
3科目に合格したのに、認定証が出ません。
公式の案内では、科目ごとの合格情報が別々になっていると、1級の認定判定がされないことがあります。そのときはマイページの「1級 認定申請」を行うよう案内されています。
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試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。